みんなのSqueezeboxみんなのSqueezebox > レビュー記事 > 2006-04-21 PCWorld.ca
Wi-Fi で音楽を自由に [2006-04-21] 我々の Wi-Fi ミュージックプレイヤーのまとめをもとに、あなたの家中を音楽で満たそうではないか。DRM の利用可能なプレーヤーから CSS ニュースフィードさえも読めるデバイスまで、これらのデバイスはもはや Wi-Fi はラップトップ PC だけのものではないことを証明してくれる。 現在の Wi-Fi ストリーミングミュージックプレーヤーをもってすれば、家の中のどこからでもあなたの音楽コレクション全体にアクセスすることができる。我々が試用してみたものは、断然使いやすく成熟しており、便利だと評価した Wi-Fi 機器である。それぞれの機器はスピーカーやチューナーに標準ケーブルで接続することができるので、お手持ちのステレオで音楽を再生することができる。また、これらの機器は PC を使わずにインターネットラジオ局を聞くことができるし、複数のユニットを設置して一台の PC から曲を再生することもできるのだ。 我々は 3 つのポピュラーなプレーヤーを試してみた：D-Link の DSM-120 MediaLounge Wireless Music Player、Roku の SoundBridge M1000、そして Slim Devices の Squeezebox version 3 だ。SoundBridge と Squeezebox はなめらかなインターフェース、最高の音質、しっかりとした特徴を持っている。Squeezebox が我々の大本命ではあるが、SoundBridge とMediaLounge は Napster や Rhapsody ファイルなどを再生するのに必要なデジタル著作権管理 (DRM) に対応する。
D-Link DSM-120 このスタイリッシュなミュージックストリーマは、高品質オーディオとレシーバのためのデジタル光出力ジャックと、標準的なアナログ出力を装備しており、ほとんどのプロテクトされていない音楽フォーマットに対応している。iTunes の AAC ファイルを扱うことはできないが、Windows Media Connect（こちらから Windows XP SP2 で利用可能）を経由することにより Windows DRM-10 オーディオ再生、プロテクトされた Napster および Rhapsody ミュージックに対応している。 上部の USB ポートにより、フラッシュドライブから曲を再生でき、2.5 インチのハードディスクを内蔵することも可能だ。さらに、内蔵ドライブ（フラッシュではない）の音楽を再生するアラームクロックの機能も使うことができる。 だが、若干満足のいかない点も残る。ミュージックフォルダとプレイリストを設定するための同梱の PC ソフトウェアはあまり使いやすいとは言えず、リモコンの数字キーで曲名やその他のアルファベットの情報を入力するのは骨が折れる。 また、インターネットラジオは Live365 しか選ぶことができない。
Roku SoundBridge M1000 価格を考慮すると、大きくて明るい蛍光ディスプレイの格好いいプレイヤー、SoundBridge を選ぶだろう。デジタル光出力と同軸出力を装備しており、Windows DRM、iTunes および プロテクトされていない AAC ミュージックフォーマットに対応している。 興味深いことに、SoundBridge には PC にインストールするソフトウェアは付属していない。そのかわり、Windows Media Connect を使用するか、iTunes、Musicmatch、Napster、Rhapsody といったポピュラーなソフトウェアミュージックプレイヤーのうちの一つをシェアリングモードで使うことになる。もしくは、Roku の競合 Slim Devices のよくできたオープンソースの SlimServer ソフトウェアを使うこともできる。これは FLAC および Ogg Vorbis の再生にも対応している。 SoundBridge のビジュアルディスプレイ、よくできたインターネットラジオインターフェース、Rhapsody など対応しているステーションの多さはとても気に入った。しかし、MediaLounge と同様、リモコンでテキスト入力ボタンが使えてもよさそうなものだが、と思う。 この記事が読まれる頃には、Roku は SoundBridges のアラームクロックバージョン――R1000――を、18 のインターネットラジオをプリセットして、手ごろな価格で出荷する計画だ。
Slim Devices Squeezebox Squeezebox は我々が最もオススメするものである。このエレガントなデバイスは 802.11g Wi-Fi（SoundBridge は 802.11b）を使用しており、3 つの中で唯一 WPA 暗号化に対応している。WPA はほかの製品で使われている WEP 暗号化のより安全な後継技術である。アラームクロックとヘッドフォンジャックで、Squeezebox はベッドサイドのよき友になってくれるだろう。 Squeezebox を便利なリモコン（英数字キーパッドがついておりナビゲーションが簡単）で操作できるようになるまで、ものの数分とかからなかった。PC 側では、便利な SlimServer ソフトウェアのインストールとセットアップも簡単であった。 SlimServer はプロテクトされていないあらゆるデジタルミュージックフォーマットを再生することができる。DRM コードされているトラックを除いて、AAC もこれに含まれる。Live365、Radioio、Shoutcast インターネットラジオストリームや MoodLogic ミキシングにも対応済みだ。Slim Devices 社は Rhapsody を間もなくサポートするとも表明している。 さらに付け加えるなら、コンピュータを経由することなしに、Squeezebox のディスプレイ上で RSS ニュースフィードを見ることもできるのだ。 - Becky Waring |
