房総特急「ビューさざなみ」は Solaris 9 ではないか？

近頃、ちまたのコアな鉄道ファンならびに Solaris ファンの間で盛んに取り沙汰されている話題がある。それは『房総特急「ビューさざなみ」は Solaris 9 ではないか？』という疑問だ。まずは写真を見ていただきたい。

青と黄色を基調とした 255 系車両を牽引して疾走する「ビューさざなみ 9 号」

企業のビジネスを強力に牽引する「Solaris 9」

どうだろうか。これを見て驚かれた貴兄も多いのではないだろうか。しかし、これだけではない。ビューさざなみを説明している文章には、Solaris 9 との類似点が驚くほど存在する。その一例を以下にあげよう。

• 183 系と比較してドア幅を従来の 700 mmから 1000 mmに広げ、プラットフォームからの乗り換えが楽になっている。

• 千葉方面の観光客だけでなく、ビジネスユースも強く意識した設計となっている。

• 夏季の房総方面への海水浴客の輸送に対しては臨時列車を増発し、急激なニーズの増大に応えている。

• ビューわかしお・ビューさざなみは京葉線内をノンストップで走る。

• 車両はメンテナンス・フリーの構造を採用し、保守コストを抑えている。

• 軽量・低騒音で、最高時速は 130 km/hと利用者の高速指向に対応している。

結論として、ビューさざなみ＝Solaris 9 となるのはほぼ間違いないであろう。

実は非公式ではあるが、Solaris 9 そのものが京葉線を走行している写真も存在する。筆者がとあるルートから極秘裏に入手したそのフィルムには、紛れもなく Solaris 9 がその姿を晒している。

京葉線内を走行する Solaris 9

こうなると問題は、ビューさざなみが Solaris 9 になったのか、はたまた Solaris 9 がビューさざなみに進化したのかという点である。しかしながら、この議論は「たまご・にわとり」論に陥ってしまう恐れもあるため、この紙面を割いて結論を出すのはやめておこう。読者自身で結論を導いていただきたい。